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こんな凄いアルバムが、こんな凄いバンドが
未だに日本では知る人ぞ知るコアなバンド扱いの現状…悲しすぎます。
「レゲエ要素」っていうワードだけで聞かず嫌いの人も多いと思う。
そういう人は騙されたと思って、一度彼らの音楽に触れて貰いたいです。
数多あるへヴィミクスチャー系の中でも、ここまでの完成度を誇るものはそうそうないでしょ。
陰と陽、正と負、喜と怒…ポジとネガが同時多発的に混在するという、特異な性質をもつレゲエの摩訶不思議な雰囲気が
へヴィな音像と融合することで生まれるこの圧倒的な爆発力は、もう筆舌に尽くしがたい。
もちろん彼ら以外にもレゲエ要素を取り入れたラウド系のバンドは存在するし
曲の一部にスポット的にそれら要素を取り入れるスタイルは今日においてさほど珍しくもない。
ただ、その手のものの大部分は、何となく「レゲエ風」な一番わかりやすいもの…
例えば歌唱法だったり、リズムだったりの「小手先要素」を、あくまでも軸となるスタイルの「フック」として
断片的に取り入れてるものがほとんどだったりします。
彼らの音楽はそれらとは一線を画します。
本当の意味での「融合」が、ここにはあるんです。
断片的ではなく、すべての要素が溶け込み、調和してるんです。
異なる二つの音楽をまったく同じレベルで愛せてこそなせる業。
加えてVoのベンジーの紡ぐメロディ、歌詞、歌声…すべてが「本物」
正直、その他大勢のバンドたちがやってる事は、申し訳ないが「まがい物」に聞こえるレベル。
ミクスチャーでありながら、同時に本物でもある極めて稀有なバンドです。
似たような路線だとインソレンスとかがいますけど、僕はこっちの方が100倍好きですね。
あっちは色々ごちゃごちゃし過ぎて、潔さが足りない(笑)まぁ好みの問題ですが。
こっちはレゲエとへヴィロック純度100パーセントの融合。
あと歌メロのクオリティは段違いにこっちのが良いでしょう。
とにかくこのクオリティの高さにはいつ聴いても脱帽。捨て曲一切なし。
ミクスチャー好きなら、へヴィ・ラウドロック好きなら、先入観抜きでどうか一度彼らに触れてみて欲しいっす。
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